昨日べてるの伊藤さん(全力疾走の研究の人)から電話をいただき
急きょ
「深谷まちづくりシンポジウム」に行ってきました。
このイベントは深谷市が「市民・当事者がまちづくりを考える」をテーマに
豊かな人間関係をベースにしたコミュニティーをつくっていこうというものです。

講演内容は多岐にわたっていましたが、驚いたのは共通点が多いことです。
その共通点は
「人と人との繋がり」です。
老人の認知症は
「孤独」が原因だそうです。
人との関係性が薄れて、家に閉じこもることにより、認知症が発症する。
これは私たちの幻聴や妄想、お客さんが起こるメカニズムと同じです。
人間の
「孤独」はさまざまな
「病気」とも関係があるんですね。
途中、向谷地さんお話の中で
「地域の課題を地域の人たちが
主体的に取り組むようになるにはどうしたらよいか」
というものがありました。
私はその時いろいろ考えたのですが、やはりそこには仲間が必要ではと思います。
自分が
主体性を発揮した時、支えてくれる仲間、助けてくれる仲間が必要です。
そもそもそういった良い人間関係がないと、主体性自体が生まれないでしょう。
そして良い人間関係にしていく上での大切なものが
「良いところを誉め、さらに良くする点を考える」というSSTの理念ではないでしょうか。
少なくても、私はそういう良い人間の中で生きていくことを選択したいと思います。
当事者スタッフ仲間の
伊藤さんも大変活躍されていました。
わざわざ電話をいただいた事も大変うれしかったですし、
回復した仲間が今度は地域に貢献するために、べてるの理念を発信されている
様子はとても本当に勇気づけられました。
11月のワークショップでは
「当事者スタッフシンポジウム」を企画しています。
その席で一緒に「当事者スタッフとしての幸せと苦労」をお話したいと思っています。