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8月、向谷地さんの当事者研究。

ファーブラ
08 /28 2013
27日は向谷地宣明さんをお招きしての当事者研究。

冒頭、【べてるの30年を6分で振り返る】映像の視聴。

べてるのメンバーさんが作詞作曲されたBGMが流れ、
べてるの歴史が凝縮された映像を拝見しました。

その後、向谷地宣明さんと共に来られたAさん(女性)の当事者研究が行われました。


DSC_0802.jpg


Aさんはデイケアに通い始めて1ヶ月半ほど。
そして、ほぼ初の発表を、しかも外での発表ということでした。

Aさんは人が話していたりすると、
自分が責められているような、被害的な気持ちになられるそうです。

そこでファーブラの、
「お客さんにジャックされ、自分のコントロール不能型」の
自己病名であるBさん(男性)との質問や会話を交えながら、
当事者研究は進められました。
Bさんは身体の症状として、頭が疲れ、身体が固くなってくるそうです。


傾向としては、

自然に自分に×をつけてしまう
→×をつけられてしまう、探してしまうこと。
そして、自分に厳しく、常にマイナスに考えてしまうこと

が分かってきました。


そのような考えに陥りやすい兆候(サイン)としては、
汗をかいたりメールが返せなくなったりがあるようです。

自分の助け方では、

人と会わないようにする、避ける、外に出ない。
母親(家族)と話す。コミュニケーションをとる。
音楽を聞く→余計な考えをしないようにする。

という方法を取られているそうです。


他に、参加された方からは、
①身体を使う、動かす。②考え方を変える。ホメる。

といったものがありました。


先生からは

不安の気持ちになるお客さんの裏に
「よく思われたい」という欲のお客さんが居ると思う、
とのコメントも。

研究がスタートしたばかりのAさんも、
研究を続けているBさんも。
それぞれに程度や立場、状況は違いますが、
相互に参考になった当事者研究だったと思います。

ファーブラ

群馬県伊勢崎市の心療内科・精神科 華蔵寺クリニックの精神科デイケアです。ファーブラとは、ラテン語で「物語」を意味しています。

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