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阿部先生勉強会 『この世界の片隅で』 & プログラム変更のお知らせ

ファーブラ
02 /14 2017
火曜日の午前は、「勉強会」というプログラムが

ファーブラではずっと昔から続いています。


スタッフやメンバーが自分のことを語る場として、

ファーブラの空気を作ってきたプログラムです。


そんな勉強会で、今日は阿部先生がお話ししてくださいました。

テーマは、『この世界の片隅で』です。


20160214_阿部先生

いま人気の映画と同じタイトルですが、

戦前から活動した作家、中野重治とその父親のお話しでした。


「そうして父は、次から次へと不幸に襲われた結果

とうとうどんづまりへきてしまい、

その結果とうとう平等覚というようなことが分かってしまった、、」


病気によって、生まれた環境によって、

苦労のなかで尻もちをつきながら生きてきた

ごく普通の人のなかに、

目立たないところに、

わたしたちはみんな同じなんだと見通せる目を持った人が

実はたくさんいるのではないか、というお話でした。


べてるの家でいえば、早坂潔さんのような。


そういう人が実はきっといるのだろう、

ファーブラに集う人の中にも、きっとあるのだろうというのが

先生にとっての希望である、ということでした。


平等覚とは正反対の、優劣の感覚は尽きなくて、

つい湧いてくる思いに気持ちを揺さぶられながら、

日々を生きているのが、ふつうのことではないかと思います。


その一方で、ずっと大きな苦労にたえず晒されながら、

ひっそりと生きている人たちがいて、

そんな偉大な人たちの『平等覚』を

これからも教わっていきたいなと、

再確認する時間でした。



途中、阿部先生が中野重治の父親の言葉を朗読するときには、

父親というものの圧や重みが自分にものしかかるように感じられました。


言葉で語られたこと以上に、

各人が感じ、考えたことの多い勉強会だったように思います。

阿部先生、お話しいただき、ありがとうございました。



【2月のプログラム変更のお知らせ】

今月のアロマセラピーは、

2月15日(水) → 2月22日(水)

に変更になります。

時間は通常通り、14:00~15:00です。

ファーブラ

群馬県伊勢崎市の心療内科・精神科 華蔵寺クリニックの精神科デイケアです。ファーブラとは、ラテン語で「物語」を意味しています。

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