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当事者研究

ファーブラ
01 /24 2011
今日の当事者研究は、大変長丁場でしたが、内容の濃いものとなりました。

まず、Nさん。

Nさんは転勤間もない勤め先で上司と現場の要求の板挟みになってしまい、体調を崩してしまいました。

医師と相談の結果、しばらく休養が必要との判断にいたりました。

先週まで通常通りの勤務を続けていたNさんにとっては初めての休職であり、会社にとっても晴天の霹靂

かもしれません。

今の自分の状況をどのように伝えればよいか、ロールプレイをして、明日実際に会社に報告するという

ことになりました。

Nさんの誠実さは必ず伝わると、メンバーみんな確信しています。



2人目はTさん。

Tさんは、デイケアを利用し始めて丸2年ほどになります。しかし最近プログラムには出ていません。

Tさんに一体何があったのでしょうか?

どうやらTさんには、“緊張さん”がやってきてしまっているらしいです。

人ごみや、知らない人が多い場所(とくに外食時)でスイッチオンになってしまいます。

Tさんがプログラムになかなか参加できなかったのには、このようなメカニズムがあったのです。

「助け方」をメンバーから募集したところ
  
   ・汗ふき用のタオルを常備しておく
   ・散歩、深呼吸で体の緊張をほぐす
   ・“緊張さん“を実況中継してみんなに公開する

などのアイデアが出されました。

また、少しずつ出られるプラグラムや行動範囲が広がっていくといいと思います。



最後はKさん。

Kさんの自己病名は「全力疾走型荷物の持ちすぎ病」というものです。

具体的には、他人の苦労を背負いこんでしまい、自分の苦労と他人の苦労の区別がつかなくなって

しまうというものです。

そこでKさんは「チョキチョキ」という必殺技を編み出しました。

要するに他人がすべき苦労は、自分の苦労から切り離してしまおうということです。

この技を使うと、今までとらわれていた「自己否定・自己改造」が「自己受容」に変化していく手ごたえが

あるみたいです。

Kさんの研究は他の全力疾走型のメンバーにも大変有意義なものになると思います。


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ファーブラ

群馬県伊勢崎市の心療内科・精神科 華蔵寺クリニックの精神科デイケアです。ファーブラとは、ラテン語で「物語」を意味しています。

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