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勉強会~不自由さの研究~

ファーブラ
03 /09 2012
今回はスタッフHさんによる、当事者研究で「お客さん」と言われる、自動思考と感情、身体の変化に焦点をあてた、不自由さについての勉強会の内容です。
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日頃から、私たちは「あぁ、まずかったかな」「やべっ」「あれで大丈夫だったかな」「またやっちまった」「嫌われちゃったかな」なんて、普通に意識の下でも上でも感じたり考えたりする事があると思います。(当事者研究でいう所の「お客さん」の思考)
テンパってる時にこの考えにとらわれると、自分で自分の頭をしめるような感じですね。
そんな皆さん、まずはお疲れ様です!

タダでさえ大変なのに、こんな事考えてると益々ドツボにはまってしまうのに、どこか割り切りきれない!
「お客さん」に足を取られて自分の力を充分に発揮できない!
しかもそれでミスした日には、徹底的に自己嫌悪!

とか、

ほんとはこうしたいのに、どうしても自分はそうできない!
優しくしたいのに辛く当たってしまった…
好きなのに意地悪しちゃう少年状態から、嫌なのにいい顔しちゃうオトナ過ぎちゃう自分まで、色々あるけど…
ひどい時にはやっぱり徹底的に自己嫌悪!


これってすっごく不自由で窮屈な状態に自分が置かれていますよね?
今回はそんな自分の中での不自由さと、その時起きてる感情(喜怒哀楽)、体の変化(ドキドキ・筋収縮・思考力等)、「お客さん」について、当事者研究の視点から考察されています。
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Hさんは日頃から穏やかで理知的な紳士なのですが、その誠実で温かい人柄ゆえにこんな葛藤もあるんだそうです。
ご家庭での場面と仕事での場面を例に挙げ、その葛藤状態を分析し、さらにはその葛藤状態の生む行動パターンを変化させられないか、試みています。

詳しくは、DVDで!!
でも、「本当はこうしたいのにできない」「こんな行動取りたくないのにしてしまう」ような不自由さ、葛藤が深ければ深いほど、逃れるのは難しいですよね。

参加された方も、「そうなのよ」「自分の所も同じです」から「その不自由さがあるからバランスが取れる」「行動を変えるのは、とっても時間がかかるのに変わるのはちょっとだけだったりする」なんてものまで、様々なレベルでのこの研究とのつながりを教えてくれました。
自由に行動できる自分だけの世界に住んでるのでもないし、色んな事が折り重なった現実に生きていると、そう簡単に行動を変えることなんてできない事も多いですよね。
でも変えたいのに変えられない自分に無力感や嫌悪感を感じてしまうのも、やっぱり自然な反応なわけで。

そんな方に、こんな方法もあるよ、という提案がこちら!
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絶対変えなきゃダメ!なんて強迫的に考えて自分を虐めるより、こんな風に考えた方がうまくいくかもしれませんね^^
こんな風に人を無理矢理どうにかしようとしない方法で人を尊重するHさん、人柄に加え森田療法や内観法にも精通しているからこその懐深さだと思います。

いい勉強会、お疲れ様でした!!
参加者の一人、Kさんも「平安の祈り」を引き合いに出してくれました。
ACなんかの自助グループで使われる、元はニーバーの祈りから取られたものですが、有名なのでここにも引用して終わりにしたいと思います。

神様 私にお与え下さい

変えられないものを受け入れる落ち着きを、

変えられるものを変える勇気を、

そして、その2つを見分ける賢さを


(神よ、変えるべきものであることについて、
それを変える勇気をわたしたちに与えてください。
変えることのできないものについては
それを受け入れる冷静さをわたしたちに与えてください。
そして、
変えるべきものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵をわたしたちに与えてください。)ニーバーの祈り

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ファーブラ

群馬県伊勢崎市の心療内科・精神科 華蔵寺クリニックの精神科デイケアです。ファーブラとは、ラテン語で「物語」を意味しています。

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